Introduction
「花良治(けらじ)しまぐらしハウス」とは
「花良治しまぐらしハウス」は鹿児島県の離島、喜界島の「花良治(けらじ)」という集落にあります。住民が集落内にある「空き家」を改装してゲストハウス(宿泊所)として運営しています。格安料金(お一人様1泊2,500円~)で一軒家まるまる借り切って、気軽に島暮らしを体験する事ができます。
Concept
コンセプト
花良治しまぐらしハウスは集落内の民家<空き家>を改装したゲストハウスになっています。
一般的な宿泊施設とは異なり、「集落での暮らし(島暮らし)」を体験できる宿となります。
「自然に囲まれ、”島”を感じられる環境で"シマ(集落)"の生活を体験してみたい」「島への移住を検討している」「のんびりとした島の時間を体感してみたい」という方は是非"けらじハウス"でリアルな島暮らしを体験してみて下さい。
Story
集落によるゲストハウス運営までの経緯
【集落の課題】
■人口減
多くの市町村同様、喜界島でも急速な人口減少が問題になっています。
一島一町の喜界島は三十三集落で一つの町を形成しています。
特に島の中心地といえる集落(湾・中里・赤連)以外の小規模集落では人口減少が著しく、花良治集落も例外ではありません。このまま何も行動を起こさなければ集落消滅という事になっても不思議ではありません。
■空き家
小規模集落では人の住まない空き家が増え続けているのも問題となっています。
一人暮らしの高齢者の比率が高く、今後急速に人口が減り、空き家が増える危険性を孕んでいます。
【問題解決のための取り組み】
たかだか、小さな島の小さな集落の消滅。
他から見ると、なんてことない事かもしれませんが、ここで生まれ育った私たちにとっては、なんともいえない寂しさがあります。
少なくともここで生きている自分達は「花良治」という小さな集落の明るい未来を描きたいと考えています。
そのためにも「人口減」と「空き家」、この2つの問題は早急に対応する必要があります。
花良治集落では、問題解決のために「空き家活用部会」を作り活動を始めました。目的は空き家を活用した集落活性化です。
【集落でゲストハウスの運営】
集落内に空き家は沢山あるものの、現実として持ち主が貸家としての利用を認めているもの、それに加え老朽化がすすんでいない物件となると数が限られてくるのが現状でした。
何とか一件の空き家を島外に住む集落出身者に借りる事ができました。
空き家活用の活動として手始めに移住を検討している人や観光客、または帰郷目的の人に利用して頂けるような、ゲストハウス(宿泊所)を運営する事になりました。
空き家は集落民の手でリフォームし、開放的な内装に仕上げ、2014年10月より営業を開始しました。